Zoomのセキュリティに問題があろうとも使いたい!って言う人は意外と多いですね。
「個人だから何か漏れても問題ない」と言う人がいますが、それは大きな間違いです。
そう言っている人に変に安心させられているだけなので、あなたは悪くはありません。
しかし、Zoomを使用する上で「最低限のセキュリティ対策」すらしなかったら?
その結果大きな失敗をしたとしたら、それはあなたが自ら招いた失敗です。
この記事では、有料無料プラン問わずにパソコン初心者でも行えるZoomのセキュリティ対策をご紹介します。
Zoomはセキュリティ対策が絶対に必要!
いきなりショッキングな見出しですが、ここではハッキリ断言して置きたいと思います。
Zoomを使うなら!使いたいなら!、セキュリティ対策は絶対にやりましょう!
この記事を読んでいただいている方なら一度は耳にしたことがあると思いますが、今Zoomはセキュリティに問題があるとして世界各国で問題になっています。
Googleなど大きな会社でのZoomの利用の禁止や公的な機関での利用の禁止、国単位で問題にしている国もあります。
またFBIが警告を出していましたが、最近の情報では捜査に乗り出したと言っています。
Zoomのセキュリティ問題のニュースを一部添付しておきます。
●セキュリティ研究者のJonathan Leitschuh氏が米国時間7月8日、ウェブカメラに注意が必要であることを示す新たな理由を「Mac」ユーザーに示した。ビデオ会議アプリ「Zoom」にセキュリティの脆弱性があるという。CNET Japan
●新型コロナウイルス感染拡大で利用が急増するテレビ会議システム「Zoom(ズーム)」について、米ニューヨーク市の教育当局は4日までに、遠隔授業での使用をただちに中止するよう指示を出した。CNN
●台湾なんかはさっそく、政府によるZoom使用を禁止する議会命令を発表しました。その翌日にはドイツやアメリカ上院も同じような措置をとっています。gizmodo
2020年6月23日更新
Zoom、エンドツーエンド暗号化を無料ユーザーにも提供へ
ビデオ会議ツールを提供するZoomは米国時間6月17日、エンドツーエンドの暗号化をすべてのユーザーに提供すると発表した。以前はこれを有料ユーザー向けのプレミアム機能にするとしていた。CNET Japan
End-to-End Encryption Update
Today, Zoom released an updated E2EE design on GitHub. We are also pleased to share that we have identified a path forward that balances the legitimate right of all users to privacy and the safety of users on our platform. This will enable us to offer E2EE as an advanced add-on feature for all of our users around the globe – free and paid – while maintaining the ability to prevent and fight abuse on our platform.zoom
Zoomのセキュリティ対策は個人でも必要?

結論、個人でもZoomを使用するならセキュリティ対策は絶対に必要です。
何故なら、Zoomのセキュリティ問題は一部で騒がれている「オンライン会議上にイタズラが入る」と言うものだけではありません。
オンライン会議上のイタズラとは?
オンライン会議上に不正に侵入した者がいやらしい画像や動画を流したりする行為で、「Zoom Bombing(ズーム爆弾)」と呼ばれています。
ただ、セキュリティ問題はそれだけにとどまらず、乗っ取りなど不正に取得したZoomのアカウウントが闇で大量に売買されているのです。
セキュリティおよびプライバシー面で数多くの問題が指摘されているオンライン会議ソフトウェア「Zoom」について、50万人分以上のアカウントがハッカー向けのフォーラムで売買されていると判明しました。価格は1アカウントあたり0.002ドル(約0.2円)程度とみられており、無料配布されている場合もあります。Gigazine
あなたのアカウントも知らずしらずに流出している恐れがあるから、個人でもZoomをつかうのならばせめて最低限のセキュリティ対策は行いましょう!
ちなみに、このように闇で取引されたアカウントは「Zoom Bombing(ズーム爆弾)」使われる場合が多いと言いますが、問題なのはそこだけではありません。
あなたのアカウントが流出すると言う問題は、あなたのメールアドレスやパスワードが漏れていると言えます。
勘の良い方はわかると思いますが、ウイルス問題で使用者が急増したZoomはパソコンやネット初心者が多いですよね?
ネット初心者はパスワードを使いまわしてしまっているケースが多いのです。
流出したパスワードが通販サイトや重要なお仕事関係のパスワードと一緒だったらどうなるでしょうか?
Zoomのセキュリティ対策手順解説

Zoomを使う場合のセキュリティ対策が、とにかく重要だと言うことが十分過ぎるくだいおわかりいただけたのではないでしょうか?
ここからは、具体的にZoomで行うセキュリティ対策のやり方を解説します。
- まずはじめに、あなたのZoomに「サインイン(ログイン)」しましょう。
- Zoomにサインインできましたら左端にメニューが並んでいますので、その中から「プロフィール」を探してクリックしましょう。
プロフィールページが開きましたら、ここでZoomのセキュリティ対策を行います。
赤枠の中を見ていく感じですので、他の部分に気を取られなくて大丈夫ですよ^^
プロフィールの一番上に「パーソナルミーティングID」がありますので、初期のものではなく新しいパーソナルミーティングIDに変更しておきましょう。
※ココは有料プランの方向けなので無料の方は変更できません。
コチラは有料無料問わずに設定できるので、「サインインパスワード」と「ホストキー」は必ず変更しておきましょう。
具体的には初期のものと変えて置きましょうと言う意味です。
まずZoomで使うサインインパスワードは、「他で使っていないパスワード」に必ずしましょう!
Zoomのセキュリティ問題が解決するまでの、ある意味の最後の砦がパスワードです。
万が一漏れても他で使っていないので、最低限のセキュリティ対策にはなります!
次に「ホストキー」ですが、これが無いと行えないモノがあります。
例えばZoomを録画するとかブレイクアウトセッションを作る時に使いますが、この権利を譲渡して会議を行う場合があります。
よって、ホストキーを乗っ取られると困ることがあるので、必ず変更をしておきましょう。
※ホストキーは6桁の数字です。

もう一つは有料プランの方向けですが、Zoomの有料プランの方は「2段階認証」の設定をしておきましょう!
「Sigh in with Tow-Factor Authentication」と言うのがありますので、「All users your account」にチェックを入れましょう。
Zoomのセキュリティ対策手順最後の重要ポイント
最低限のセキュリティ対策を行って来ましたが、コレを忘れる方が多いので注意して下さい!
すべての設定が終わったら左の赤枠の一番下に「サインインデバイス」と言うものがありますので、「すべてのデバイスから自分をサインアウトする」を必ずクリックして下さい。
すでに乗っ取られて、何者かがサインインした状態かも知れませんので、それを外に追い出すと言うことです。
お疲れ様です。
これで、一通りのセキュリティ対策は完了です!
Zoomの最低限やっておきたいセキュリティ対策【まとめ】
Zoomのセキュリティ問題が解決することを望みますが、現状では怪しい雲行きです。
そんな中でもZoomを使いたい方が少しでも身を守れる対策を取れたら良いなと思いで、今回記事にしてみました。
とても簡単な対策ではありますが、やらないよりは遥かに良いと言えますので、この機会にぜひ見直しをされて下さい。
【おまけ】Zoomのアカウント流出チェック
あくまで参考程度ですが、無料のツールを使ってアカウントの流出を確認することが出来ます。※他にも同様のサイトやツールもあります。
「Have I Been Pwned」
最後になりますが、セキュリティ対策にも絶対は無いと言えますしZoomはセキュリティ問題の真っ只中ですから、使う場合にはそれなりの覚悟をして置きたいですね。
1日も早く安心してZoomが使えると良いですね^^
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